あおのそこで
ここは あおいあおい あおい世界
体中で水の感触を楽しむように
僕は潜っていく
深く
深く
ふと 君と目が合う
君は全く動かない
ただ僕を
ギロリと見つめ返すだけ
やがて呼吸を思い出す
全身に 隅々に酸素を届けるために
僕は呼吸に没頭する
体中が喜びだす
深く暗い海の底から
君は恨めしそうに僕を見る